1954-10-20 第19回国会 衆議院 農林委員会 第76号
なるべく御趣旨に沿つてやりたいと思うのですが、パリテイ方式そのものが、非常に若いのでございまして、かんしよ、ばれいしよの場合は、二十六年からの計算になります。従つて蔬菜の関係にいたしましても、あるいはあめにしても、酒にしましても、アルコールにしましても、砂糖にしましても、それほど大きな需給上の変動は、おそらく起つてないのじやないか。
なるべく御趣旨に沿つてやりたいと思うのですが、パリテイ方式そのものが、非常に若いのでございまして、かんしよ、ばれいしよの場合は、二十六年からの計算になります。従つて蔬菜の関係にいたしましても、あるいはあめにしても、酒にしましても、アルコールにしましても、砂糖にしましても、それほど大きな需給上の変動は、おそらく起つてないのじやないか。
こういうふうな説明をされておりますが、パリテイ方式そのものは、政府の方式がもう根本からくつがえつていると思うのです。ことしの米価につきましても、パリテイだけの価格であつたら、これにもあります通りごくわずかな価格にしかならない。七千五百五十六円でございますか、この価格で今米が一石できると思われますか。
もちろんパリテイ方式そのものからいうと、こういうものを見込んでなくて、価格の変動だけを見る建前になつておりますが、近年農薬のごときは農林統計によりますと、二十五年が全国平均二戸当り八百六十四円のものが、二十八年には二千三百三十五円とはね上つておるのです。
○新澤説明員 基本米価につきましては、パリテイ方式そのものに対する批判はいろいろございましようが、一応専門家の方々の間で練られたパリテイ方式が相当権威を認められているわけでありますから、そういうパリテイ方式に基いて算出せられた価格という意味合いにおきまして、ほぼ妥当な線を行つているものと考えていいんじやないかと思つております。
こういつたいろいろな点から考えてパリテイ方式そのものの可否を根本的の問題にしなければならないときに当つて、生産方式をすら全然考慮しないでパリティ方式だけで米価を決めようとしておる。これは非常に間違つておるのではないかと思う。
○羽生三七君 皆さんの御意見で大體決定的な意見は述べられたようでありますが、基準年度の取り方に不合理があつたり、その外いろいろこのパリテイ方式そのものに檢討が加えられたようでありますけれども、この結論として、先程部長さんからのお話では、今尚檢討せられておるというようなお話でありましたけれども、檢討の結果他の一般諸物價と農産物價格との比率の上の多少の開きというものが是正されるというようなお見通しなり、